2020.7/11~13
LittleEagle衣展が神戸Modernark pharm cafe 1F モダナークギャラリーにて開催されました。
7/12にはガッテン農法の自然農法家、三浦伸章さんのお話会が開催され、「自然農法の土と植物と水のお話」が繰り広げられました。
三浦伸章さんのお話会
私たちの内に入る食物、そして体を包む衣服。人体の内と外のお話、と一言で済ませてしまうこともできますが、この二つの背後には遥かな物語があります。
三浦さんの農業が伝えるのは、宿命。命を食べて生きる私たちの向かい先を、やさしく、そしてポジティブに教えてくれます。
「野菜を食べた人が、自分はなぜ、この地球に生まれてきたのかが分かる野菜を作りたい」という三浦さんのお話は、食べる、という行為が「美味しさ」や「楽しみ」を越えた領域にあることを私たちに気付かせます。しかし、そこに秘められているのは、食べ物を通して託された命を、思い煩わず誰かに再び手渡せるような身軽い姿勢です。
本イベントでは、微生物、土、そして作物と、それぞれの気持ちを考えながら農を続ける上で、水が担う役割について話されていました。
LittleEagle衣展
LittleEagleの服を身に着けると、生地と体の間を抜ける風の爽やかさや、靴下の中に留まる体の熱に気付きます。もちろん、これらは普段の衣服でも起こりうる現象です。けれどもオーガニックコットンやヘンプの素材感、手仕事のあたたかさがそうさせるのでしょうか、いつもよりずっと体と周りの環境の存在を意識してしまいます。このように私たちが普段抱いてる身体観を静かに変え、気持ちを外に開かせる力がLittleEagleのころもにはあります。
しばしば施される月の意匠は生生流転、この世のすべては変わらざるを得ない苛烈さと、それでもあり続ける命への祝福を表しているのかもしれません。そんな希望の印を宿したころもは、長く短い命の旅のさなか、きっと着る者に寄り添ってくれるはずです。
PLACE
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-11-15
Modernark pharm cafe
http://modernark-cafe.chronicle.co.jp/
11:30-18:30