井口奈己監督の最新短編映画『左手に気をつけろ』が、第36回東京国際映画祭<Nippon Cinema Now 部門>への正式出品が決定いたしました。
左利きが媒介するウイルスが蔓延し、こども警察により取り締まられる世界で、失踪した姉を探す主人公・りん。偶然出会った運命の人と世界を変えていけると思い込むが…。
こども警察が左利きをタイホする幼稚な倒錯と暴力がはびこる時代。それでも大学では昔ながらの映画ゼミがのんびり行われているし、カフェでは恋人たちがデートをし、あやしい女占師は未来の運命を告げ、映画館はいつでも客はまばら……そんな中神戸りんは、行方不明の姉を探す冒険に乗り出すが、たどりついた場所では、マダムロスの狂気の叫びが響きわたる。はたしてりんの運命は?
『左手に気をつけろ』の上映日時は以下になります。
10月26日(木)18:00~ TOHOシネマズ日比谷 スクリーン12
10月28日(土)10:30~ 角川シネマ有楽町
チケット販売は10月14日(土)からとなります。
詳細は映画公式サイト:https://2023.tiff-jp.net/をご確認ください。
- 第36回東京国際映画祭 開催概要
・開催期間:2023年10月23日(月)~11月1日(水)
・会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
井口奈己(映画監督)
脚本・演出を手がけた8mm映画『犬猫』がPFFアワード2001で企画賞を受賞。04年に『犬猫』を35mmでセルフリメイクし、商業映画監督としてデビューを果たす。『犬猫(35mm)』で、第22回トリノ国際映画祭で審査員特別賞、国際批評家連盟賞、最優秀脚本賞を受賞したほか、女性監督として初めて日本映画監督協会新人賞を受賞。08年に『人のセックスを笑うな』、14年に『ニシノユキヒコの恋と冒険』が公開される。他に19年の短編『だれかが歌ってる』、21年自身初のドキュメンタリー『こどもが映画をつくるとき』等がある。