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「スギコダマにそえる野生の石」

野生の石は、曇りのない目と舌とお腹で、食べものを感じます。
この星でともに生きているものたちを、いただくということを。
ときとところの巡り合わせで、わたしたちの一部になるものを。

歴史や季節、年齢、暮らすところや暮らし方で、変わっていく私たちの食文化。
食べものになる存在物からの声に耳をかたむけると、
驚くようなお話を語ってくれます。
ワンダーフルにめくるめくわたしたち。

野生の石は、大昔からその物語の中を転がってきて、
明日もあさっても、ずっと転がっていきます。

今回は、wild stone courseとして鹿肉と菜食をご用意いたします。コースは20食程度になります。
アラカルトや喫茶などご要望にもお応えいたしますので、作品鑑賞の前後にカフェでおくつろぎくださいませ。

では、メンバーの紹介をいたします。
千里さんは長らく自家製酵母でパンやお菓子を焼いてこられました。まさみつさんは木こりの前には菜食料理人として腕をふるってきた方です。新しい土地で新たな暮らしを紡ぎだした二人といっしょにお料理セッションいたします。
(石田紀佳 記)

◎石田千里

今年の4月、標高1,070mにある小楢の原生林に囲まれた自然豊かな土地と出会い移住。植物や昆虫、動物の観察が日々の日課。今回はお食事でお出しする鹿肉を持っていきます。

◎くぬぎまさみつ

今年の4月、標高1,070mにある小楢の原生林に囲まれた自然豊かな土地と出会い移住。そこでの生活から見えてくる大切なコトやモノと向き合って日々を過ごしています。普段は木こり。

◎ 石田紀佳
財団法人服部植物研究所一般公開にあたってキュレーションをつとめる。
東京藝術大学美術学部卒業。展覧会企画、執筆、手仕事の材料となる植物の育成を通して、美術手工芸品を紹介。半自給自足の暮らしをしながら、「自然と人と技術」について実践考察中。
植栽デザイン等:かぐれ表参道店街野原、世田谷ものづくり学校「巡る庭」
著書:『藍から青へ 自然の産物と手工芸』(建築資料研究社)、『草木と手仕事』(薫風堂)、『魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事』(すばる舎)
https://www.facebook.com/plantsandhands

 

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